「サステナブルなホテルに泊まりたい」という言葉を、旅行サイトや観光雑誌で見かける機会が増えました。沖縄でも、環境への配慮や地域との関わりを公式に打ち出す宿泊施設が少しずつ現れています。
ただ、「サステナブル」という言葉は、第三者認証を取得している施設にも、自己申告のみの施設にも同じように使われています。沖縄では、おきなわSDGsパートナーへの登録から国際的な海洋環境認証まで複数の基準が混在しており、比較の軸を定めること自体がひと手間かかります。
この記事では、各施設の公式サイトやプレスリリースをもとに確認できた情報に限って整理しています。施設の優劣を判断するものではなく、「自分の旅のスタンスに合う宿泊先はどこか」を考えるための材料として読んでもらえると幸いです。今すぐ予約しなくてもいいですし、どれも選ばないという結論だって、もちろんあります。
編集部の選定基準
掲載施設は、次の4点を判断の軸にしています。あくまで「公式情報として確認できたかどうか」が基準であり、掲載されていない施設が取り組みをしていないわけではありません。
- 第三者認証の取得状況 「GSTC認証」(グローバル・サステナブル・ツーリズム協議会が定める国際基準)、「Green Key(グリーンキー)」(FEEが運営する国際環境認証)、「GREEN FINS(グリーン・フィンズ)」(海洋環境認証)、「エコアクション21」(環境省)、「Sakura Quality An ESG Practice」(GSTCの承認するスタンダードに基づく認証)など、宿泊施設向けの認証を取得し、公式に公表していること。
- 情報開示の透明性 「サステナブル」と表現する際に、認証名・評価内容・数値目標といった根拠を公式サイトで確認できること。
- 環境施策の具体性 再生可能エネルギーの導入、節水、廃棄物削減、プラスチック削減、海洋保全など、具体的な施策が公式情報として明示されていること。
- 地域・生態系への配慮 地産地消、地域事業者との連携、琉球文化の発信、サンゴ礁・やんばるの森・世界自然遺産エリアの生態系保全に関わる活動が公開されていること。
掲載情報は2026年5月時点で確認できた一次情報(公式サイト・ニュースリリース)に基づいています。
施設紹介
1. ホテルアンテルーム那覇
場所|那覇市前島・ゆいレール「美栄橋」駅から徒歩圏
施設の特徴
国際通りから少し離れた前島エリアに位置するデザインホテルです。アートとカルチャーを軸に据えた施設として知られており、2025年5月に沖縄県内の宿泊施設として初めて国際環境認証「Green Key」を取得しました。
サステナブルな取り組み(公式情報に基づく)
Green Keyはデンマーク拠点の非営利団体FEE(Foundation for Environmental Education)が運営する国際認証で、エネルギー管理・水資源保全・廃棄物削減・環境教育など13のカテゴリにわたる基準への適合が第三者によって審査されます。同ホテルは翌年の更新審査でも認証を継続しています。
客室内ではペットボトル入り飲料水を廃止し、給水器とカラフェに切り替えています。使い捨てアメニティを竹製・紙素材に切り替え、給水栓・シャワーの流量を一定基準以下に抑える節水の取り組みも公式サイトで案内されています。
地域との連携では、規格外の糸満市産「美らキャロット」の買い取りとジュースへのメニュー化、福祉施設「たまん福祉会」が生産する大豆若葉を使ったスムージーの提供が公式に紹介されています。沖縄のアパレルブランドのアップサイクルアクセサリーの展示販売や、アースデイに合わせた共用スペースのライトダウンなども実施しています。
この施設が向いている可能性がある人
国際的な第三者認証の取得を判断材料にしたい方。地域生産者・福祉施設との連携という視点でサステナビリティを捉えている方。那覇市内での滞在を考えている方。
注意点・合わない可能性
エネルギー使用量・CO2排出量・廃棄物量などのKPIが継続的に公表されているかは、公式サイトでの直接確認をお勧めします。
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一休で詳しく見る2. 沖縄かりゆしビーチリゾート・オーシャンスパ
場所|国頭郡恩納村・那覇から車で約60分
施設の特徴
恩納村の海沿いに位置する大型リゾートです。2004年に環境省のエコ認証制度「エコアクション21」を取得しており、国内ホテル・旅館業の中でも先行した事例として、20年以上にわたって認証を継続しています。
サステナブルな取り組み(公式情報に基づく)
エコアクション21は環境省が策定した認証制度で、環境方針の設定から目標管理・実績評価・見直しまでの一連のサイクルを第三者が審査します。同ホテルは沖縄県内のホテルとして初めてこの認証を取得したとされています。
自家発電設備の導入と、液化天然ガス(LNG)を活用したガスコージェネレーションシステムの稼働を公式サイトで紹介しています。中水処理設備も備えており、処理水を客室トイレの洗浄水や社用車の洗車に再利用しています。EV充電器も設置しています。
「かりゆしファーム」という自社農園を無農薬栽培で運営しており、2009年から地元農家との連携による地産地消を続けています。客室アメニティは必要な分だけ持参できる「アメニティステーション」方式に変更し、使い捨てプラスチックを減らしています。
この施設が向いている可能性がある人
長期にわたるエコ認証の継続実績を重視する方。自社農園・地産地消・水資源循環という複数の取り組みを総合的に確認したい方。本島中部の海沿いリゾートを検討している方。
注意点・合わない可能性
LNGは化石燃料の一種であり、エネルギー転換という観点から評価が分かれる点があります。自家発電でまかなう電力の具体的な割合など詳細な数値は、公式サイトの記載でご確認ください。
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一休で詳しく見る3. ANAインターコンチネンタル万座ビーチリゾート
場所|国頭郡恩納村万座・那覇から車で約60分
施設の特徴
恩納村の万座ビーチに位置するIHGグループのリゾートです。2022年にサンゴ礁保全を対象とした海洋環境認証「GREEN FINS(グリーン・フィンズ)」を取得し、その後、国内リゾートホテルとして初めて最高位の「ゴールドランク」に認定されています(正確な認定時期は公式発表でご確認ください)。また、継続的なサンゴ保全活動の実績が評価され、国内初の「PADI Eco Center™」としても認定されています。
サステナブルな取り組み(公式情報に基づく)
GREEN FINSは国際サンゴ礁保全プログラムとして運営される海洋環境認証で、ダイビング・シュノーケリングを提供する施設の海洋環境への影響を評価します。ゴールドランクとして認められているのは、餌付けの禁止、サンゴへの接触・立ち入りの禁止、投錨の禁止と係留ブイの使用、リーフセーフ日焼け止めの推奨といったガイドラインの実践です。
IHGグループの「IHGグリーン・エンゲージ」システムを通じ、エネルギー・水・CO2排出量・廃棄物のKPIを管理しています。厨房・客室排水を浄化してトイレ洗浄水に再利用する中水処理システム、全館LED化、ボイラー排熱の空調への再利用なども公式に紹介されています。客室アメニティのディスペンサー化と使い捨てストロー・カップの廃止も進めています。
生ごみを堆肥化し、その堆肥で育てた農産物を再仕入れする「食のループ」も続けています。
この施設が向いている可能性がある人
海洋保全への取り組みを宿泊先選びの軸にしたい方。国際的な海洋環境認証の最高位を取得した施設を探している方。ダイビング・シュノーケリングと環境学習を組み合わせたい方。
注意点・合わない可能性
KPIの具体的な数値はIHGグリーン・エンゲージのシステム上での管理が中心です。施設固有のデータ詳細については公式サイトでの確認をお勧めします。
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一休で詳しく見る4. ハイアットリージェンシー瀬良垣アイランド沖縄
場所|国頭郡恩納村瀬良垣・那覇から車で約55分
施設の特徴
恩納村の瀬良垣島に立地するハイアットグループのリゾートです。沖縄科学技術大学院大学(OIST)と連携した海洋保全プログラムを持ち、科学機関との協働を軸にした取り組みが特徴的です。
サステナブルな取り組み(公式情報に基づく)
客室のペットボトル水を廃止してアルミ缶ボトルに切り替え、各フロアに給水サーバーを設置しています。プラスチックストローはパイナップル葉繊維製の生分解性ストローに、ドリンクピックは竹製に替えています。レストランで出た生ごみは肥料化し、その堆肥で育てた食材を再仕入れする循環も公式サイトで案内されています。コーヒーにはレインフォレスト・アライアンス認証製品を使用しています。ただしこれはコーヒーという食材への認証であり、ホテル全体の認証とは異なります。
生態系保全の取り組みとして際立つのが、OISTと共同で運営するクマノミの保護育成と海洋環境を学ぶプログラムです。プログラムの収益の一部が保護活動に充てられています。ノンケミカル(サンゴに優しい)日焼け止めの販売・使用推奨、定期的なビーチクリーン、障害者雇用・外国籍スタッフの採用促進についても公式サイトで案内されています。
この施設が向いている可能性がある人
学術機関と連携した海洋保全プログラムに関心がある方。プラスチック削減と食品循環の両方について具体的な施策を確認したい方。
注意点・合わない可能性
ホテル単体での国際的な第三者認証(環境系)の取得は今回の調査では確認できていません。OISTとの連携内容の詳細は公式サイトでご確認ください。
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一休で詳しく見る5. ザ・ブセナテラス
場所|名護市喜瀬・那覇から車で約75分
施設の特徴
名護市の部瀬名岬に位置するテラスホテルズグループのリゾートです。1997年の開業以来「自然との調和」をコンセプトに掲げており、グループ全体がおきなわSDGsパートナーに登録しています。年次のサステナビリティレポートを定期的に公表している点は、国内リゾートホテルの中でも特徴的です。
サステナブルな取り組み(公式情報に基づく)
グループの公式サイトではサステナビリティレポートを公開しており、エネルギー・廃棄物・CO2削減に関する定量データが掲載されています。自家発電時の排熱を温水プールや給湯システムに再利用してCO2を削減していること、敷地内移動への電動カートの活用、照明のLED化の進捗が、削減数値とともに記載されています。
ブセナ海中公園内では、高水温への耐性を持つシコロサンゴなどの養殖・植え付けによるサンゴ礁再生活動を続けています。OISTと連携した環境DNAによるサンゴ礁モニタリングも実施しています。毎年「海の日」に地域の子どもたちと行うタマン(ハマフエフキダイ)の稚魚放流イベント、グラスボートや顕微鏡を使った海洋学習セミナーなども公式サイトで案内されています。
絶滅危惧種レッドリスト対象の魚介を排除した、持続可能な漁獲によるメニュー提供も公式に表明しています。使い捨てミニボトルアメニティのディスペンサー化、在庫の冷凍保管を抑える「固定しないメニュー」によるフードロス対策も紹介されています。
この施設が向いている可能性がある人
年次レポートで定量データを確認したい方。サンゴ礁再生・海洋保全への長期的な取り組みを重視する方。名護エリアの滞在を検討している方。
注意点・合わない可能性
レポートに記載のデータはグループ全体のものと施設単体のものが混在している場合があります。詳細はサステナビリティレポートで直接ご確認ください。
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一休で詳しく見る6. ハレクラニ沖縄
場所|国頭郡恩納村前兼久・那覇から車で約55分
施設の特徴
ハワイ発の「ハレクラニ」ブランドが沖縄に展開するリゾートです。おきなわSDGsパートナーに登録し、サステナビリティと地域コミュニティへの関与を公式ミッションとして明示しています。
サステナブルな取り組み(公式情報に基づく)
客室内のチューブ型使い捨てアメニティを廃止し、大容量のディスペンサー方式に切り替えています。そのボトルの原料として「オーシャンバウンドプラスチック(OBP)」を使用しており、海洋流出リスクの高い廃棄プラスチックを陸上で回収・再利用する取り組みを公式サイトで紹介しています。SLS(ラウリル硫酸ナトリウム)不使用処方のアメニティと、パイナップルの産業廃棄葉を素材としたアップサイクルアメニティも客室に備えています。
地域への関わりとして特徴的なのが、恩納村が推進する赤土流出防止プロジェクト「グリーンベルト」への支援です。農地にひまわりやベチバーを作付けして土壌侵食を防ぎながら、養蜂によるはちみつ採取で農家の副収入も生み出す取り組みで、このグリーンベルト支援を公式サイトで紹介しています。沖縄のガストロノミー文化を伝える食体験の提供やゲストへのサンゴ保全教育も行っています。
この施設が向いている可能性がある人
アメニティの素材・処方まで確認したい方。海洋プラスチック問題への取り組みと地域農業支援が連動した施策に関心がある方。恩納村の海沿いで過ごしたい方。
注意点・合わない可能性
エネルギー・水・廃棄物のKPIが継続的に公表されているかは今回の調査範囲では確認できていません。グリーンベルト支援の具体的な関与形態(資金提供か人的支援か等)は公式サイトでご確認ください。
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一休で詳しく見る7. オクマ プライベートビーチ & リゾート
場所|国頭郡国頭村奥間・那覇から車で約100分
施設の特徴
やんばる世界自然遺産地域に隣接する国頭村に位置するリゾートです。やんばるの自然を拠点にした体験型プログラムを複数展開しています。管理するオクマビーチについては、公式サイトで環境省の水質調査での「水質AA(最高ランク)」維持を案内しています。ただし今回の調査では、環境省の公式データとの照合まではできていません。
サステナブルな取り組み(公式情報に基づく)
CO2を排出しない電気バスを使った森の探索ルートを提供しており、経験の長い地元ガイドが案内するやんばるの森トレッキング・マングローブカヤック・ヤンバルクイナを探すモーニングツアー・星空ツアーなど、複数の自然体験プログラムを展開しています。
滞在中のシーツ・リネン交換・アメニティ補充を省略するスキッププランも導入しており、協力した宿泊客には館内特典を付与するインセンティブ設計が取られています。国頭漁業協同組合と連携したマグロ解体振る舞い、あぐー豚・地元根菜を使った料理など、地産地消も公式に打ち出しています。
この施設が向いている可能性がある人
やんばるの生態系・固有種に関心があり、自然体験を旅の目的にしたい方。世界自然遺産エリアに近い場所での滞在を探している方。本島北部での拠点を検討している方。
注意点・合わない可能性
「やんばる世界自然遺産に隣接」という立地は施設の取り組みによるものではなく地理的条件です。施設固有のエネルギー・廃棄物等の定量データは今回の調査では確認できていません。那覇から距離があるため、アクセスは事前に確認することをお勧めします。
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一休で詳しく見る8. 石垣島ビーチホテルサンシャイン
場所|石垣市・石垣島内
施設の特徴
石垣島に位置するホテルで、2025年12月23日付でグローバル・サステナブル・ツーリズム協議会(GSTC)が定める「GSTC認証」を取得しています(2026年1月公式発表)。GSTC認証は環境・社会・文化・経済の4分野を統合的に審査する持続可能な観光の国際基準で、個々の宿泊施設に対して発行されます。おきなわSDGsパートナーにも登録しています。
サステナブルな取り組み(公式情報に基づく)
GSTC認証取得と合わせて、サステナビリティポリシーを公式サイトで公開しています。屋外の不必要な照明を減らす光害対策を実施しており、館内の給水サーバー設置によるマイボトルの利用推奨も行っています。客室へのプラスチック製アメニティ5品目(歯ブラシ・カミソリ・クシ・ヘアブラシ・シャワーキャップ)の常設を廃止しました。フロント周辺に「アメニティバー」を設け、必要な分だけ持参する方式です。テイクアウト容器や食器には紙製・再利用可能なものを使っています。
地域と自然への関わりとしては、石垣島の星空を紹介しながら光害対策の意義を伝える「しゃにしゃに星空ツアー」の開催、八重山・沖縄県内の農畜産物生産者と連携した地産地消メニューの提供、定期的なビーチクリーン活動を行っています。島の自然・歴史・文化を体系的に伝える「インタープリテーション計画」の策定と実践についても、公式サイトで紹介されています。
この施設が向いている可能性がある人
持続可能な観光の国際基準(GSTC)への適合という観点から宿泊施設を選びたい方。光害対策と星空体験という切り口で自然環境を体験したい方。石垣島滞在を検討している方。
注意点・合わない可能性
GSTC認証は2025年12月23日付取得の比較的新しいものです。認証取得後の継続的なKPI公表状況については公式サイトでご確認ください。「インタープリテーション計画」の詳細についても公式サイトでの確認をお勧めします。
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一休で詳しく見る9. 星野リゾート 西表島ホテル
場所|八重山郡竹富町・石垣島から高速船で約40分
施設の特徴
世界自然遺産に登録された西表島で「エコツーリズムリゾート」として運営される星野リゾートの施設です。「マスツーリズムからエコツーリズムへ」という転換を公式コンセプトに掲げており、島の自然保全と滞在体験を連動させるプログラムが軸となっています。
サステナブルな取り組み(公式情報に基づく)
西表島にはゴミ処分場がないという地理的な制約から、使い捨てペットボトル入り飲料水の販売を完全廃止しています。館内には給水機が設置されており、マイボトルの持参またはボトルレンタルで対応しています。客室の使い捨てアメニティ(歯ブラシ等)の提供も終了しています。連泊時はタオル交換とごみ回収のみを行う簡易清掃を標準としており、フル清掃は行わないことで洗剤使用に伴う水質汚染を抑えています。
生態系保全の取り組みとして際立つのが、「イリオモテヤマネコの学校」です。世界で西表島にのみ生息する絶滅危惧種のイリオモテヤマネコについて、ロードキル(交通事故)削減を目的とした生態と事故防止の知識を伝えるプログラムを毎日無料で開校しています。島のナチュラリストガイドと連携したマングローブカヤックやジャングルトレッキング、星空観察などのプログラムも通年で提供しています。
この施設が向いている可能性がある人
世界自然遺産の島での滞在を、自然保全と連動したプログラムとして体験したい方。絶滅危惧種の生態や島固有の自然課題について、宿泊を通じて知りたい方。快適性より自然との距離の近さを旅に求めている方。
注意点・合わない可能性
石垣島からのフェリー移動が必要です。簡易清掃・アメニティ廃止など、快適性を一部制限する取り組みが複数含まれます。施設固有の国際的な第三者認証取得については今回の調査では確認できていません。
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一休で詳しく見る補足|この記事を読んだあとに確認してほしいこと
各施設をさらに調べたい方は、以下の点を公式サイトや認証機関のサイトで直接確認することをお勧めします。
- 認証の審査内容や評価結果は、ホテル公式サイトだけでなく各認証機関のサイト(Green Key:greenkey.global、GSTC認証:gstc.org、GREEN FINS:reefcheck.org/greenfins、Sakura Quality:sakura-quality.com)でも情報を参照できます。
- おきなわSDGsパートナーへの登録状況は、沖縄県の公式ページで一覧を見ることができます。登録は自己申告に基づく制度であり、第三者審査を経る認証制度とは異なります。
- 年次レポートやKPI(エネルギー使用量・CO2排出量・水使用量・廃棄物量)が継続的に更新・公表されているかは、取り組みの継続性を見るひとつの目安になります。
- チェーン・グループ系ホテルの場合は、ブランド全体の方針とその施設固有の取り組みを切り分けて確認することを勧めます。
この記事に掲載していない施設や、掲載後に更新された情報については、各施設の公式サイトおよび認証機関の公開リストを直接ご参照ください。
まとめ|あなたの「選ぶ理由」はどこにありますか?
今回紹介した9施設は、いずれも公式情報として何らかのサステナビリティへの取り組みが確認できました。ただ、認証の種類・開示情報の深さ・取り組みの方向性は施設によってかなり異なります。
那覇市内で沖縄県初のGreen Keyを取得した都市型施設がホテルアンテルーム那覇、20年以上にわたるエコアクション21の継続と自社農園・水資源循環の実績を持つのが沖縄かりゆしビーチリゾート・オーシャンスパです。GREEN FINSのゴールドランクとPADI Eco Center™の両認定を国内初として取得しているのがANAインターコンチネンタル万座ビーチリゾート、OISTとの連携によるクマノミ保護プログラムと多角的なプラスチック削減を進めているのがハイアットリージェンシー瀬良垣アイランド沖縄、定量データを含む年次レポートを公表しサンゴ礁再生活動を継続しているのがザ・ブセナテラスです。
海洋回収プラスチックを素材としたアメニティと恩納村の赤土流出防止活動への支援を組み合わせているのがハレクラニ沖縄、やんばる世界自然遺産に隣接した立地で電気バスによるエコツアーと地元ガイドのプログラムを展開するのがオクマ プライベートビーチ & リゾートです。2025年12月にGSTC認証を取得し光害対策と地産地消を公式に打ち出すのが石垣島ビーチホテルサンシャイン、離島という制約の中で「エコツーリズムリゾート」を掲げ絶滅危惧種への知識を伝えるプログラムを毎日無料で開いているのが星野リゾート 西表島ホテルです。
沖縄という場所で宿泊先を選ぶという行為は、どの自然・文化・生態系の文脈の中に自分の旅を置くかを問い返す機会でもあります。認証の種類・年次データの有無・海洋保全への関与・地域農業との連携の深さ。何を重視するかは、その旅で何を体験したいかによって変わるはずです。
掲載情報は各施設の公式サイト・公式プレスリリースに基づき、2026年5月時点で確認できた内容を整理しています。認証取得状況や取り組みの詳細は変更される場合がありますので、最新情報は各施設の公式サイトでご確認ください。








