洗えるマスクって本当にいいの?布マスクの基本と選び方&おすすめアイテム

使い捨てマスクが当たり前だった日常に、「洗えるマスク」や「布マスク」という選択肢が浸透してきました。

ただ、「本当に使い勝手はいいの?」「どんなものを選べばいいの?」と疑問を感じている人も多いはず。

この記事では、洗えるマスクの基本から、使い捨てとの比較、選び方のポイント、そして環境や日常を考えるおすすめアイテムまで丁寧に紹介します。

洗えるマスクとは?なぜ注目されているの?

洗って繰り返し使えるマスクってどんなもの?

洗って繰り返し使えるマスクは、その名の通り、一度使ったら捨てるのではなく、洗濯して何度も使えるマスクのことです。使い捨ての不織布マスクとは異なり、布やウレタン、ポリエステルなどの素材で作られており、素材や形状によって多様な特徴があります。

私自身、マスク生活が長期化する中で、毎日マスクを捨てることに違和感を覚えるようになりました。そんなとき出会ったのが洗えるマスクです。最初は「本当に清潔なの?」と半信半疑でしたが、実際に使ってみると、その快適さと経済性に驚きました。

なぜ今、洗えるマスクが選ばれているの?

現在、洗えるマスクが多くの人に選ばれている主な理由は、経済性、快適さ、そしてファッション性という3つの大きなメリットがあるからです。

1. 経済的で環境に優しい(コスパとエコ)

使い捨てマスクは頻繁に買い替える必要がありますが、洗えるマスクは数十回以上、製品によっては100回程度繰り返し使えるため、長期的に見ると非常にコストパフォーマンスが良いです。家計への負担が軽減されるだけでなく、毎日捨てる必要がないため、排出するゴミの量を減らすことができ、環境保護の観点からも支持されています。

また、感染症流行時などのマスク不足の際にも、手元に洗えるマスクがあれば在庫を心配せずに済むという安心感があります。

2. 肌への優しさと快適な着け心地

綿(コットン)やシルクなどの天然素材は肌触りが柔らかく、不織布マスクによる摩擦や、マスク生活によるニキビや肌荒れに悩む人に適しています。私も以前は不織布マスクの感触が嫌いでしたが、コットン素材の布マスクに変えてからマスクを快適につけられるようになりました。

また、ポリウレタン素材やメッシュ素材のものは通気性が高く、運動時や夏場でも息苦しさを感じにくいのが特徴です。厚みのある布マスクは口元の湿度を保つため、のどの乾燥を防ぐ効果も期待できます。

3. ファッションの一部として楽しめる

洗えるマスクは、多くのカラーバリエーションや柄があり、その日の服装やシーンに合わせてコーディネートを楽しむことができます。顔のラインをきれいに見せる立体構造など、使い捨てマスクよりもデザイン性の高いものが多く販売されています。

洗えるマスクは「機能」だけでなく「暮らしの価値観の変化」を象徴する選択肢として注目されています。

使い捨てマスクと何が違う?(比較でわかるポイント)

ごみの量と環境負荷の違い

洗えるマスクと使い捨てマスクの最も大きな違いは、ごみの排出量とそれに伴う環境への影響にあります。

使い捨てマスクは1日あるいは数時間の使用ごとに廃棄されますが、洗えるマスクは数十回、製品によっては50回から100回程度繰り返し使用可能です。洗えるマスクを数枚着回すことで、毎日1枚ずつ捨て続ける場合に比べて、長期的に排出されるごみの総量を劇的に抑えることができます。

何度も洗って再利用することは、新しいマスクの過度な購入を抑え、資源の無駄遣いを防ぐ「とってもエコ」な選択として支持されています。また、独自の工夫として、環境に配慮したサステナブルな素材や、無漂白の素材を採用しているブランドもあり、製造段階からの環境負荷低減が図られています。

コストと長期的な視点

使い捨てマスクは1日ごとに廃棄して買い替える必要がありますが、洗えるマスクは数十回、製品によっては100回程度繰り返し使用できるため、長期的には非常に経済的です。

注目を集めている製品の平均予算は1,000円〜2,000円程度です。安価なものは1,000円以下、高機能なものは3,000円〜4,000円するものもありますが、使用回数で割った「1回あたりのコスト」で見ると、使い捨てよりも低く抑えられる傾向にあります。

違いは「性能」より「暮らし方の価値観」にあると私は考えています。どちらが優れているかではなく、自分の生活スタイルや大切にしたい価値観に合わせて選ぶことが重要です。

洗えるマスクのメリット・デメリット

メリット

  • 経済的でコスパが良い: 使い捨てマスクと異なり、数十回から、製品によっては100回程度繰り返し使用できるため、長期的には非常に経済的です。
  • 環境への負荷が低い: 毎日ゴミを出す必要がないため、廃棄物の削減につながり、環境に優しい選択となります。
  • 肌への優しさと快適さ: 綿(コットン)やシルクなどの天然素材は肌触りが柔らかく、不織布マスクによる摩擦や肌荒れを軽減します。また、ポリウレタン素材などは通気性が高く、運動時でも息がしやすいのが特徴です。
  • ファッション性が高い: カラーバリエーションやデザインが豊富で、服装やシーンに合わせたコーディネートを楽しむことができます。
  • 喉の乾燥防止: 布製マスクは適度な湿度を保ちやすいため、保湿・保温効果があり、喉のケアにも役立ちます。

デメリット

  • 微粒子捕集効率が低い: 一般的に、布やウレタン素材は不織布マスクに比べてウイルスや微粒子をカットする性能が劣ります。例えば、ウレタンマスクの飛沫抑制効果は不織布の半分以下との研究結果もあります。
  • お手入れの手間: 衛生面を保つために、基本的には1日1回の洗濯が必要であり、家事の手間が増えます。
  • 繰り返しの洗濯による劣化: 洗濯を繰り返すことで、生地が伸びたり、型崩れしたり、フィルター性能が徐々に低下したりすることがあります。
  • ウイルス対策としての限界: ウイルスを完全に遮断する目的には向かないため、混雑した場所や感染リスクの高いシーンでは不織布マスクの方が推奨されます。

メリット・デメリットを押さえることで、自分の生活に合うかを見極められます。私は、日常の買い物やリラックスしたい時には洗えるマスクを、病院や混雑した場所では不織布マスクを使うなど、シーンに応じて使い分けています。

どう選ぶ?洗えるマスクのチェックポイント

素材で選ぶ

素材選びは、洗えるマスク選びの最も重要なポイントです。

耐久性重視なら「ポリエステル」: 洗濯しても型崩れやシワになりにくく、100回程度洗える製品もあります。速乾性も高いですが、においや汚れを吸着しやすい側面があります。

肌への優しさ重視なら「綿(コットン)・シルク」: 天然素材は肌当たりが柔らかく、肌荒れが心配な方に適しています。吸湿性・通気性に優れ、喉の乾燥も防ぎますが、綿は乾きにくく、洗濯で縮みやすいのが欠点です。環境にやさしいのも「コットン・シルク」です。

通気性とフィット感なら「ポリウレタン」: スポンジのような構造で息がしやすく、運動時でも快適です。ただし、摩擦に弱く、洗える回数は3〜6回程度と短めです。

形で選ぶ

マスクの形状も使い心地に大きく影響します。

立体型(3D): 顔のラインにフィットしつつ口元に空間ができるため、息苦しさや喋りにくさが軽減されます。口紅が付きにくいのもメリットです。

プリーツ型: 階段状のひだにより、顔のサイズに合わせて縦幅を自由に調節できます。口の動きに合わせて動くため、会話中でもズレにくいのが特徴です。

平型(ガーゼマスク): 顔を覆う面積が広く、保温・保湿性に優れています。一方で、呼吸のたびに口に張り付きやすい傾向があります。

洗いやすさ・ケアのしやすさ

「洗濯機洗いOK」か「手洗い推奨」かを確認しましょう。ポリエステル製などはネットに入れれば洗濯機で洗えるものが多いですが、ウレタンや綿、シルクなどは中性洗剤での押し洗いが基本です。

製品によって洗濯可能回数は「30回」「100回」など目安が異なります。表示がない場合は、生地の毛羽立ち、耳紐の伸び、変色などが交換のサインとなります。

サイズと調整機能

サイズが合っていないと、隙間からウイルスや花粉が侵入しやすくなります。親指と人差し指でL字を作り、耳の付け根の一番高い所から鼻の付け根1cm下までの長さを測ります。9〜11cmなら子供用、12〜13cmならMサイズ、14cm以上ならLサイズが目安です。

洗ううちに紐が伸びることもあるため、アジャスター付きや、鼻の形に合わせられるノーズワイヤー入りを選ぶとフィット感を持続できます。

おすすめ洗えるマスク5選

実際に私が注目している、または使用経験のある洗えるマスクを目的別にご紹介します。

おすすめ①:はじめての1枚に(やさしい素材)

コットン100% 洗える布マスク

肌ざわりがよく、敏感肌の人にも安心して使えます。布マスクデビューしたい人におすすめです。

おすすめ②:フィット感重視

立体構造 高フィット 洗えるマスク

顔にフィットしやすく、ずれにくいため、通勤・外出が多い人に最適です。

おすすめ③:通勤・通学向け

多層構造+抗菌素材 洗えるマスク

息がしやすく、日常使いに最適。長時間つける人におすすめです。

おすすめ④:子ども用 布マスク

子どもサイズ 洗えるマスク

小さめ設計で顔にフィット。家族で使いたい人におすすめです。

おすすめ⑤:サステナブル志向

オーガニック素材 エコ 洗えるマスク

環境配慮と暮らしの価値を大切にしたい人へ。環境とのつながりを感じたい人におすすめです。

実際に使うときのコツ&注意点

洗い方(基本)

衛生面から、洗えるマスクは1日1回、または汚れるたびに洗うことが推奨されています。

手洗いの手順(推奨)

多くの素材(綿、シルク、ウレタン)は、型崩れを防ぐために手洗いが推奨されます。

  1. 洗剤液の作成: 洗面器に水(2Lに対して洗剤約0.7g/mlが目安)と衣料用の中性洗剤を溶かします。
  2. つけ置き: マスクを約10〜30分ひたし、汚れを浮かせます。
  3. 押し洗い: もみ洗いではなく、優しく10回ほど「押し洗い」をします。化粧汚れなどはスポンジや手で軽く叩くように落とします。
  4. すすぎと脱水: 流水で十分にすすいだ後、清潔なタオルに挟んで叩くようにして水気を取ります(雑巾のように絞るのはNGです)。

洗濯機で洗う場合

ポリエステル製などは洗濯機対応のものが多いですが、必ず1枚ずつ洗濯ネットに入れ、「手洗いコース」や「デリケートコース」で優しく洗います。脱水は1分以内に留めるのが型崩れを防ぐコツです。

漂白剤・柔軟剤について

汚れや菌が気になる場合は塩素系や酸素系の漂白剤を使用できますが、素材(ウレタンなど)によっては変色・劣化の原因になるため注意が必要です。また、性能低下を防ぐため柔軟剤の使用は避けてください。

干し方・収納

干し方のポイント

陰干しが基本です。直射日光や乾燥機の使用は、生地の傷みや縮み、変色の原因となるため、シワを伸ばしてから陰干しで自然乾燥させます。耳掛けゴムを吊るすと伸びやすくなるため、本体部分をピンチ(洗濯ばさみ)で挟んで干すのが理想的です。

収納方法

乾燥後は、衛生的な場所に保管します。個別に小さなビニール袋に入れたり、専用の保管容器(マスクケースなど)に収納したりすることで、再汚染を防ぐことができます。

衛生面を意識するための小さな工夫

  • 着用前後の手洗い: マスクを洗う手や、装着する前の手が汚れていると二次汚染につながるため、まずは手を清潔にすることが大切です。
  • 表面に触れない: 着用中や外す際、フィルター部分(表面)にはウイルスや菌が付着している可能性があるため、なるべく触れないようにし、触れた場合はすぐに手を洗います。
  • 外出時の仮置き: 食事などで一時的に外す際は、そのままポケットやカバンに入れず、チャック付きの袋(フリーザーバッグなど)や専用ケースに保管しましょう。
  • 除菌・消臭スプレーの活用: 臭いや菌が気になる場合、次亜塩素酸水や抗菌マスクスプレーを併用することで、清潔感を維持しやすくなります。
  • 交換時期の判断: 洗濯回数の目安(3〜100回など製品により異なる)を過ぎたり、生地の毛羽立ち、耳紐の伸び、変色が見られたりしたら、性能が低下しているサインなので新しいものに交換しましょう。

まとめ|洗えるマスクは「選択肢」を豊かにする

洗えるマスクは、メリット・デメリットを知った上で選べば強い味方になります。完璧な製品ではありませんが、自分の生活スタイルや価値観に合わせて選ぶことで、毎日がより快適になるはずです。

「暮らしの豊かさ」は、選択肢を持つところから始まります。使い捨てマスクか洗えるマスクか、どちらか一方を選ぶのではなく、シーンに応じて使い分けることで、より柔軟で自分らしい生活が実現できます。

まずは目的に合った1枚から試してみてください。「まずは1枚、気になるタイプを試してみる」ことで、自分にぴったりの選び方が見えてくるはずです。

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