サステナブルな再生可能エネルギー!持続可能な電気会社7社を紹介

再生エネルギーの電気供給をしている持続可能な電気会社を紹介します。サステナブルな電気会社の選び方も紹介しているので、参考にどうぞ。

電気を使わないと生活できないくらい電力は大切です。しかし石油や原子力を使用しているので、地球温暖化につながります。最近では再生可能なクリーンエネルギーも注目されています。SDGsの目標にも、クリーンエネルギーへの変換が挙げられています。再生可能エネルギーで供給している電気会社をできれば使いたいですよね。

でもどの会社を選べばいいのか悩みます。環境のことを配慮したいけど、電気代を安く抑えたい人も多いと思います。

この記事では、サステナブルな電気会社の選び方を紹介します。再生可能エネルギーに変えてみませんか。

再生可能なエネルギーとは?

再生可能エネルギーとは、温室効果ガスを排出しないで生産するエネルギーのことです。太陽光・風力・地熱・中小水力・バイオマスなどが含まれます。自然界の資源を利用したエネルギーなので、半永久的に使えるのが特徴です。

2020年の国内の再生エネルギーの割合は20.80%です。火力は74.90%で、原子力は4.30%になります。石油由来のエネルギーが多いことがわかります。

FIT電気とは?

FITとは、「Feed-in Tariff」の略で、固定価格買取制度という意味です。2012年から国が定めた制度で、再生エネルギーで発電された電気を電気会社が一定期間、固定価格で買い取ることを国が保証しています。費用は国民が負担しており、電気代を払うときに再生可能エネルギー賦課金として払っています。

FIT制度によって供給された電気のみを使用する場合、電気会社は「自然エネルギーを使っている」と宣伝できないことになっています。

非化石証書とは?

再生可能エネルギーなどのCO2を排出しない電力を電気会社に販売している小売電気事業者が、電気と一緒に非化石証書を販売しています。非化石証書を買い取った電気会社は、環境に負担をかけない電気を使っていると宣伝できます。

3種類の非化石証書

  • FIT非化石証書:FIT電気による再生可能エネルギー。太陽光、風力、小規模な水力、バイオマスなど。
  • 非FIT非化石証書(再エネ指定):FITの指定を受けない再生エネルギー。大型水力発電など。
  • 非FIT非化石証書(再エネ指定なし):CO2排出がないけれど、再生可能エネルギーではない電気。原子力など。

グリーン電力証書とJクレジットとは?

グリーン電力証書とは、日本品質保証機構が認証している再生可能エネルギーのみを対象にした証書です。電気会社だけでなく、自治体や一般企業も購入できるので、環境価値のアピールに使われています。

Jクレジットは、国が認証するカーボンオフセットの制度です。再生可能エネルギーの導入・省エネ設備の導入・適切な植林・森林保全活動によりCO2の削減した企業・団体・自治体が購入できます。

再生可能エネルギーの電気会社の選び方

再生可能エネルギーの割合で選ぶ

再生可能エネルギーの割合から、電気会社を選びましょう。すべての電気会社ではないですが、電源構成を提示している会社もあるので、チェックしたいですね。電源構成を提示していない場合は、CO2排出係数から二酸化炭素の排出が少ない会社を選べます。

供給エリアをチェックする

電気会社には供給エリアがあるので、住んでいる地域に対応しているかチェックしましょう。賃貸の場合は、電気会社の規制がある場合があります。会社を変える前にチェックしたいですね。

料金プランをチェックする

料金プランをチェックして、安い電気会社を選びましょう。電気使用量・使用時間帯・家族構成によっても値段が違うので、考慮しましょう。

プランの種類

  • 基本料金+電力量料金
  • 時間帯によって電気代が変わる
  • 基本料金・最低料金が無料タイプ

電気の使用量の目安(従量電灯B 40A)

  • 1人暮らし 176kWh
  • 2人暮らし 307kWh
  • 3人家族 345kWh
  • 4人家族 368kWh

セットプランやポイントをチェックする

ガス・携帯・インターネットなどを同じ会社で供給すると、安くなるプランがあるのでチェックしたいですね。

再生可能エネルギーを使っている電気会社7社を紹介

再生可能エネルギーに力を入れている電気会社を紹介します。電気代の目安は東京エリアを基準にして、従量電灯Bの40Aを目安に割り出しています。エリアや使用時間によって異なる場合がありますので、あくまでも目安として参考にしてください。

Looopでんき

再生可能エネルギー100%のメニューや、CO2排出係数が小さいメニューを提供しています。電源構成を提示しており、再生可能エネルギーの普及に力を入れています。一人暮らし用のプランや大家族・ビジネス用のプランなど、使用量に合わせて選べます。

対応エリア:北海道・東北・東京・北陸・中部・関西・中国・四国・九州

電気代の目安

1人暮らし 176kWh2人暮らし 307kWh3人家族 345kWh4人家族 368kWh
5,068円/月8,841円/月9,936円/月10,598円/月

公式サイト

Looopでんき

東京ガス さすてな電気

太陽光や風力エネルギーに与えられる非化石認証を購入している東京ガス。環境への負担が少ない電力をスタンダードプランと同じ料金で提供しています。新規契約に1件につき、苗木の1本植えています。

対応エリア:関東

電気代の目安

1人暮らし 176kWh2人暮らし 307kWh3人家族 345kWh4人家族 368kWh
5,004円/月9,384円/月11,690円/月12,393円/月

公式サイト

東京ガスのさすてな電気

みんな電力

「顔の見える電力™」を提供しているみんな電力。環境破壊につながらない発電方法や、地域の住民の合意を得た発電所から調達しています。電気料金の一部をお気に入りの発電所の応援に使えるのも嬉しいですね。

対応エリア:東北・東京・中部・関西・中国・四国・九州

電気代の目安

1人暮らし 176kWh2人暮らし 307kWh3人家族 345kWh4人家族 368kWh
8,189円/月13,487円/月15,023円/月15,953円/月

公式サイト

みんな電力

ハチドリ電力

CO2排出係数ゼロの自然エネルギーを使用している、ハチドリ電力。電気代の1%を好きな社会貢献活動に寄付できます。気になる社会問題への貢献ができて嬉しいですね。

対応エリア:東北・東京・中部・関西・中国・四国・九州

電気代の目安

1人暮らし 176kWh2人暮らし 307kWh3人家族 345kWh4人家族 368kWh
7,320円/月12,150円/月13,551円/月14,399円/月

公式サイト

ハチドリ電力

auでんき

auでんきは、CO2実質排出ゼロのecoプランを提供しています。電気料金の一部を環境保全団体へ寄付しているのもいいですね。

対応エリア:北海道・東北・東京・北陸・中部・関西・中国・四国・九州

電気代の目安

1人暮らし 176kWh2人暮らし 307kWh3人家族 345kWh4人家族 368kWh
5,698円/月10,421円/月11,858円/月12,286円/月

公式サイト

auでんき

ソフトバンク 自然でんき

CO2を排出しない環境的な価値を持っている非化石証書を利用しながら、エネルギーを供給しています。基本料金はなく、使った分だけ支払うタイプです。森林保全団体への寄付をできる取り組みもあり、寄付したい支援団体を選べます。

対応エリア:北海道・東北・東京・北陸・中部・関西・中国・四国・九州

電気代の目安

1人暮らし 176kWh2人暮らし 307kWh3人家族 345kWh4人家族 368kWh
7,562円/月13,191円/月14,824円/月15,821円/月

公式サイト

ソフトバンク

スマ電CO2ゼロ

太陽発電所の余剰電力を使用しており、昼間の電気料金が割安になっています。基本料金がなく、電力量分だけを支払うタイプのプランです。日中によく電力を使う人におすすめです。

対応エリア:東北・東京・北陸・中部・関西・中国・四国・九州

電気代の目安

1人暮らし 176kWh2人暮らし 307kWh3人家族 345kWh4人家族 368kWh
9,864円/月17,190円/月19,300円/月20,570円/月

公式サイト

スマ電CO2ゼロ

引越しをするなら、再生可能エネルギーを意識しよう!

新生活に向けて、引越しを考えている人はぜひ再生可能エネルギーを意識してみてください。日本はエネルギーの供給率が少なく、輸入の割合が多いので、これから再生可能エネルギーで日本でエネルギーを供給できるようになるといいですね。

再生可能エネルギーを増やすことも大切ですが、節電して電気の使用量を減らすことも大切です。節電しながら、クリーンエネルギーを使いたいですね。