あと1週間でクリスマスですね。プレゼントを買ったり、食事の準備を始める人が多いのではないでしょうか。
クリスマスは特別なイベントなので思いっきり楽しみたいですが、ゴミやフードロスも増えるイベントでもあります。環境に配慮しながら、楽しみたいですよね。
フランスでも、できるだけサステナブルでエシカルなクリスマスを過ごしたいと行動に移している人たちがいます。インフレや電気代の向上で家計も厳しくなっており、サステナブルを始めるのには最適だからかもしれません。
この記事では、フランスでサステナブル・エシカルなクリスマスに何をしているのかを紹介します。クリスマスをサステナブルにするためにできることも紹介しているので、参考にどうぞ。サステナブル・エシカルなクリスマスを楽しみましょう!
フランスでのサステナブルなクリスマスのアイディア
鉢植えのクリスマスツリーをレンタル
フランスでは、一年に580万本ほどのクリスマスツリーが売られています。クリスマスシーズンしか使わないツリーのために、多くの木が切られているということです。
サステナブルなクリスマスにしたいフランス人は、木を切らないで、鉢植えでクリスマスツリーをレンタルするサービスを使っています。クリスマスシーズンだけ借りられ、シーズン後に土に植え替えられます。資源を大切にしながら、クリスマスを楽しめますね。
中古でプレゼントを買う
インフレで節約をしなければいけない家庭も多いという理由もありますが、環境のために中古でプレゼントを買う人も増えています。ある中古おもちゃサイトでは、週に400万人の人がサイトをチェックしており、去年より10%多くなっています。
中古は新品より安く、同じ値段でもたくさんのプレゼントを買える利点がありますが、ゴミを減らすために中古を選ぶ人も多いです。特に若い世代には、中古はサステナブルでおしゃれという認識が高いです。おしゃれで、コストも抑えられて最高ですね。
貧困に困っている人にクリスマスプレゼント
フランスはキリスト教の人が多いので、クリスマスは特別なイベントです。クリスマスには、社会貢献をするという認識も高いです。ボランティアをしたり、寄付をしたりします。
数年前から、貧困に困っている人やホームレスの人にクリスマスプレゼントを贈る行動が広がっています。靴やビスケットの空き箱に、お菓子、衣服、化粧品、娯楽品など、多くの人が喜ぶようなアイテムを入れて、メッセージと一緒に赤十字などのNGO団体に渡します。プレゼントは団体から、必要な人に配られます。
子供にクリスマスはただプレゼントをもらえるイベントと教えるのではなく、他人を思いやるイベントだと教えるのにもピッタリです。子供がメッセージや絵を描いて、プレゼントと一緒に贈ります。もらう側も、クリスマスに他人が自分のことを考えてくれていると感じられて、温かい気持ちになりますね。
サステナブル・エシカルなクリスマスに!私たちにできること
食べ物を作りすぎない・買いすぎない
クリスマスだと張り切ってたくさん料理を作ってしまいますよね。食べられる量の食事を作ったり買ったりすることで、フードロスが防げます。
使い捨てのお皿やカトラリーを使わない
大人数でクリスマスパーティーをするとき、使い捨てのお皿やカトラリーは手軽で便利です。しかし、ゴミも増えてしまいます。持っているお皿を使ったり、カトラリーをみんなに持ってきてもらうなど、使い捨てを使わないようにするとエコです。
プラントベースの食事にする
クリスマスといえば、七面鳥を食べたりケーキを食べますよね。特別なイベントの時くらいは、好きなものを食べるのもいいですが、動物性食品は環境への負担が大きいです。プラントベースの食事やケーキを選ぶことで、よりサステナブルに過ごせます。
おいしいヴィーガンケーキも増えているので、試してみるのもいいですね。
寄付をする
彼氏・彼女・友達などの身近な人へのプレゼントも大切ですが、クリスマスだからこそ世界で貧困に困っている人への寄付をしたいですね。普段、寄付をすることがない人も始めるいい機会です。
クリスマスのデコレーションを自分で作る
クリスマスのデコレーションはプラスチック製が多いです。プラスチックの消費を減らすためにも、自分でデコレーションを作ってみましょう。
エシカルなプレゼントを選ぶ
日本では、まだ中古品のプレゼントは浸透していません。子供のおもちゃや家族へのプレゼントは中古で探すなど、ちょっとずつ変えていきたいですね。中古のプレゼントがサステナブルで嬉しい!って感じるようになるといいですが、プレゼントには新品をあげたいと思ってしまいます。
しかし新品のプレゼントを買うなら、サステナブル・エシカルにつながるものを選ぶと、環境や社会にやさしいです。
さいごに
サステナブル・エシカルでも、クリスマスを存分に楽しめます。ちょっとずつ習慣を変えていきたいですね。
小さい子供がいる家庭では、子供にプレゼントをあげるだけでなく、社会貢献をするイベントと教える機会にもなります。多くの人が笑顔になるようなイベントにできるといいですね。