仕事が忙しくて、ストレスが溜まっている。食事を準備する時間がなくて、帰り道にお惣菜を買って、テレビを見ながら食べる。健康に良くないと分かっているし、もっと良い食事をするべきだと思っているけど、準備をするエネルギーがない。
最近、私はそんな感じ。一人暮らしをしていると、ついセルフケアを忘れてしまう。食事を作って、栄養を取り入れるのは大切だと頭では分かっているけど、余裕がない。日本では簡単にお惣菜やお弁当が手に入るから、料理を作らなくても生きていける。野菜をたくさん使ったヘルシーなチョイスもあるけど、新鮮な食材から作った食事のほうがいい。
私たちは毎日食べるものでできているとよく聞く。食事が健康的だと、体が喜ぶ。逆に、体に悪い食べ物を取り入れれば、心も体も重く感じる。だからこそ、できるだけ体にいいものを取り入れたいと思う。
毎日行う行動も、私たちを作り上げる。1日SNSばかりを見て過ごせば、それは気分に影響を与える。疲れているときは、本当にやりたいことではなく、手軽に手に入れられる満足感を選んでしまう。
あなたはどうか分からないが、私は一人でいると、セルフケアを怠ってしまう。他人には優しく接するように教わっているから、誰かがそばにいればちゃんとできるのに、一人だと難しい。なぜ自分に優しく接することは難しいんだろう?
キリスト教の教えで、「他人にしてもらいたいことを他人にしてあげなさい」というのがある。自分のことのように他人を大切にする。いい原則だけど、自分自身を優しく大切に扱っていない限り、機能しない。特に女性は、自分自身のセルフケアよりも他人を優先するように言われて育っている。だから、他人のケアをするほうが、自分自身のケアをするよりも簡単だと感じるのかもしれない。
歳を重ねるにつれて、自分との関係が人生で一番大切な関係だと感じるようになった。子供の頃は、他の人にケアしてもらうことが当たり前だったけど、大人になると自分で自分をケアしなければいけない。でも、自分自身のセルフケアの仕方を学ぶ代わりに、親以外の誰か、ケアしてくれる人を探してしまう。
だから、今は意識的に自分を大切にするようにしている。まずは、いい食事を準備する時間を取ることから。料理が下手なので、おいしい料理は作れないけど、せめてオーガニックの野菜をたくさん取り入れようと思う。目指すは体にも地球にも優しい食事。
また、SNSに費やす時間を減らし、いい本を読む時間を増やす。心にとっていい行動を増やしたい。
独身であろうと、カップルであろうと、自分のセルフケアは大切。
セルフケアの仕方が分からない場合は、大切な人と一緒にいると想像してみてください。その人をどう扱いますか?それを、今の自分との扱いと比べてみてください。あなたは自分自身を、大切な人と同じくらい大切に扱っていますか?
大切な人を扱うように、自分自身も大切にしよう。自分に優しくできたら、他人にも優しくなれるはず。