
場所|北安曇郡、長野
メニュー|旅館
おすすめポイント
- 長野県SDGs推進企業に登録、グッドライフアワード環境大臣賞 優秀賞を受賞
- 地元材を用いた建築と木質チップボイラーで循環型エネルギーを実現
- 国産カモミール「華密恋の湯」で心身を癒す特別な体験
長野県北安曇郡池田町の山あいに佇む「カミツレの宿 八寿恵荘」は、訪れる人をやさしく包み込む小さな宿です。ここは、国産カモミールのスキンケアブランド「華密恋」の発祥地でもあり、創業者が故郷にカモミール畑と宿をつくり「カミツレの里」と名付けました。玄関を開けると天然木の香りが漂い、清々しい空気と共に心を解きほぐしてくれる場所。訪れる人にとって「もうひとつのふるさと」と感じられるような温かさがあります。
サステナビリティの取り組み
八寿恵荘では、環境に配慮した仕組みが宿全体に息づいています。
給湯や床暖房には、地元の間伐材やアカマツの枯木を使った木質チップのバイオマスボイラーを導入。CO2排出を実質的に増やさず、森の健全な循環を支えています。
内装には長野県産の無垢材をふんだんに使用し、自然素材の温もりを感じられる空間に。
食事には地元農家から届く無農薬野菜を取り入れ、旬の恵みを生かしたメニューを提供。
アメニティには「華密恋」のスキンケア製品を揃え、自然由来で環境にも肌にも優しい滞在を叶えています。
宿泊体験・おすすめ要素
客室はわずか7室。天然木や漆喰に包まれた空間は、湿度を自然に調整し、アレルギーを持つ方でも安心して過ごせます。寝具はオーガニックコットンや羽毛を使用し、眠りの質にもこだわりが感じられます。
そして、この宿を象徴するのが「華密恋の湯」。カモミールエキスを贅沢に注いだ琥珀色のお湯は、豊かな香りと柔らかな肌触りで、心身をゆったりと解き放ちます。料理は野菜を中心とした体に優しい献立。夕食は四季折々のお膳、朝食は季節野菜のせいろ蒸しとパンが人気です。さらに、森を散策したり、ラウンジで薪ストーブにあたりながら読書したりと、贅沢な「何もしない時間」を楽しめるのも魅力です。

地域とのつながり
八寿恵荘は、地域資源を生かした循環を大切にしています。地元の木材を建材や燃料に用いることで林業を支援し、森林保全に貢献。さらに、カミツレ栽培を通じて全国の農家を支援してきた歴史もあり、地域の暮らしと共に歩んできました。
おすすめの滞在ポイント
自然に触れながら過ごしたい家族や友人同士には、週末や長期休暇にぴったり。一方で、静かに心身を整えたいお一人様や少人数には、平日の滞在がおすすめです。春はカモミール畑が一面に広がり、夏は高原の風と野菜の恵みを堪能、冬は雪景色と薪ストーブの温もりが心に残ります。
まとめ
八寿恵荘は、地域の資源を循環させながら、訪れる人に快適で安心な滞在を提供しています。自然素材の客室、環境配慮型の温浴、地元の旬を味わう食事。ここでのひとときは、環境への優しさと心身の癒しを同時に叶える、本質的なウェルビーイングの体験です。