着物っていうと、格式が高くてなかなか手が出せないイメージがありますよね。でも、実は着物はとてもサステナブルな洋服なのです。
今回は日本独自のサステナブルファッションを紹介します。ぜひ取り入れてみてください。
昔の人のファッションはサステナブルだった!
今から200年以上前、江戸時代は日本では資源は貴重でした。今のように大量生産できるわけでなく、あるものを大切に使っていました。
着るものも同じで、着物を大切に着ていたそうです。着物を仕立てるのは高価でしたので、庶民はアンティークの着物を大切に着ていました。毎年、新しい洋服を買い替える現代とは全然違いますね。
1枚の着物を長く着れるのが、着物のサステナブルなところです。身長や体型が変わっても簡単に調節でき、たくさん着てボロボロになったら、布団や座布団のカバーに再利用できる。それでも使えなくなったら、ハタキなどの掃除道具に再利用していました。もう使えない状態になったら、燃料として利用。本当に無駄のない生活をしていたのですね。
どうして着物がサステナブルなのか紹介します。
世界に誇れる着物がサステナブルな理由
長持ちする
着物はきちんと保存すれば、3〜4世代使える洋服です。形もシンプルなので、流行に関係なく着れますね。昔の柄がまた再ブームしたり、古着の着物も楽しめるのもサステナブルなポイントです。
体型・性別に関係なく着れる
着物は体の形に合わせて裁断されていないので、体型や性別に関係なく着れます。子供が成長しても、簡単に身丈や袖の長さを変えられます。成長するごとに洋服を買い替えなければいけない洋服に比べると、長く着れますね。
また体型が増減しても着れます。妊娠しているときも、マタニティーウェアを購入しなくてもいいし、ちょっと太ったり痩せてしまっても同じ着物が着れるのは便利ですよね。
しかも男女併用できるのも、着物のいいところです。おはしょりや振袖の有無の違いはありますが、簡単に仕立てられて、ユニセックスで着れます。
ゴミがほとんど出ない
着物は各パーツに長方形の生地を使っています。直線裁断なので、端切れがほとんど出ないのがサステナブルなポイントです。糸を解けば反物に戻り、再利用もしやすいです。糸を解いて、簡単に染め直しや仕立て直しができます。
アップサイクルしやすい
着物のパーツは長方形の生地なので、アップサイクルがしやすいです。昔から布団や座布団のカバーとして使用していました。着物の生地を使ったポーチや小物にも再利用できます。
着物を始めるには
着物を始めるためにできることを紹介します。
着付け教室に行ってみる
着物を着たことがない人には、着物を一人で着るのは難しいです。着付け教室に通うと、着物に必要なアイテムや、着付けの仕方を教えてもらえます。何回か練習すれば、一人で着られるようになるので、まずは試してみるのがいいと思います。
着物屋さんをチェックしてみる
着物屋さんで好きな着物を探してみましょう!古着の着物だと1万円以下の安い値段でも手に入るので、初心者でも手が出しやすいですね。毎日、着たくなるような着物を探しましょう。
着物を着る機会を作ろう
着物の着付けを習っても、着物を着る機会がないと残念ですよね。普段着として着ている人もいますが、まだそこまで着物に慣れていない時には、何か着物を着て参加できる習い事などを始めるといいと思います。茶道など、着物で参加できる習い事もいいですね。
着物を取り入れてみよう!
まだ着物は格式が高いイメージがあり、なかなか日常で着るのは難しいですが、もっとカジュアルに普段着として着れるといいですね。
ファーストファッションではなく、日本の昔ながらのファッションをぜひ楽しんでみてください!