場所|表参道、東京
メニュー|ヴィーガン和食
おすすめポイント
- 循環型農法を支援する厳選素材
- 日本の知恵を生かすホールフード
- 美意識あふれる空間デザイン
都会のざわめきから一歩足を踏み入れると、まるで別世界。
「ブラウンライス」は、日本の原風景を未来につなぐ想いと、生命力あふれる旬の野菜が出会う場所。木の温もりに包まれた美しい空間でいただく料理は、心を整え、体を優しく満たしてくれます。
インテリア・空間の魅力
店内を手がけたのはSIMPLICITY代表の緒方慎一郎氏。
まず目を奪うのは、京都の「おくどさん」をモチーフにした職人打ちの銅製カウンター。光が柔らかく反射し、まるで料理が舞台の主役であるかのように輝きます。
壁には自然素材の漆喰が塗られ、時の流れとともに深みを増す表情を演出。木のテーブルや椅子は、ぬくもりを感じさせながらも凛とした佇まいで、心を落ち着けてくれます。
テラス席は四季折々の植物が彩り、都会にいながら自然のリズムを感じられる憩いの空間。器には益子焼など日本の作家による作品が使われ、食卓そのものがアートのように完成されています。
料理の魅力
ブラウンライスの料理は「見た瞬間から体が喜ぶ」体験。
例えば「旬野菜のせいろ蒸し膳」には、在来種や古来種を含む10種類以上の野菜が色鮮やかに並びます。蒸気とともに立ちのぼる香りに思わず目を閉じれば、土や太陽を感じるような生命力が伝わってきます。
「季節野菜のカレー」は、野菜の甘みをじっくり引き出し、隠し味の味噌と甘酒が奥行きを生み出した逸品。スパイスの香りが広がりながらも優しく、食後には心地よい余韻が残ります。
食べ終わったあと、不思議と体が軽く、内側からエネルギーが湧いてくるような感覚。ここでの食事は「美味しい」以上に、「自分を大切にできている」という実感を与えてくれます。
サステナブルな取り組みの具体例
- 地産地消と農家支援
- 富山・南砺市「さくさく村」では、ブラウンライスのために農薬・除草剤不使用の玄米を特別栽培。
- 静岡・富士宮「なごみ農園」では自然と共存する循環型の栽培を実践。
- 調味料も厳選し、京都「飯尾醸造」のお酢は、原料米から自社栽培で生産。
- 富山・南砺市「さくさく村」では、ブラウンライスのために農薬・除草剤不使用の玄米を特別栽培。
- 食品ロス削減と伝統の知恵
- 「一物全体」の思想に基づき、野菜の皮や根まで使いきる調理法。
- 昆布や干し椎茸といった乾物を活用し、旨味と保存性を兼ね備えた昔ながらの知恵を現代に活かしています。
- 「一物全体」の思想に基づき、野菜の皮や根まで使いきる調理法。
ブラウンライスでのひとときは、食べることを超えた「癒しの体験」。
職人の手仕事が宿る空間で、旬の野菜の力をまるごといただき、生産者の想いに触れる。すべてがひとつにつながった瞬間、ここはただのレストランではなく、未来を味わう場所だと気づきます。