最近、自宅のパソコンデスクを買い換えようと色々なサイトで検索している。中古で買いたいと考えていて、せっかく買うなら高さが調節できる電動昇降式のいい物を買いたい。オフィス家具の中古サイトで見つかったので、そこで買おうと思った。
しかし、購入する前に新品でどのくらいするのか値段を調べてみた。すっごく高価なデスクもあるが、中古とあまり値段が変わらない安いデスクも見つかった。
昔だったら、あまり値段が変わらないなら、新品を選んでたと思う。でも、安いものにはそれなりの訳がある。
中古を購入したい。でも・・・
ゴミを減らしたり資源を大切にするには、中古を積極的に購入しなければいけないと思う。洋服は下着や肌着以外は古着を購入していて、新しい洋服を今年は買っていない。でも、今購入を考えているのがパソコンデスク。4年くらい同じデスクを使っているが、使いにくいし、ガタついてきている。引っ越したとき、安いデスクを購入したのが失敗したと思った。
中古で電動昇降式デスクが売っていたので、それに買い換えようと思った。デスクワークが多いので、スタンディングデスクとして使えると便利だから。
しかし、これを購入しようと気持ちが固まったところで、問題を発見。中古のデスクはもう組み立てられているので、住んでいる家に設置できるか分からない。エレベーターに入らないと別料金がかかるようなので、そうするとかなり高くなりそうだ。
中古で購入すると、何かしら不便なことが多い。特に家具のような大きいものは購入しにくい。やはり中古なので、新品の商品のような品質は求められない。
中古で購入したくても、便利に購入できる新品と比べてしまう。特に、今では安い値段で新品の商品が手に入るから。
安くて便利な商品の誘惑
中古だと難しいことが分かって、新品でいくらくらいするのか調べてみた。驚くことに中古とあまり変わらない値段で購入できることを知った。しかも、組み立て式で無料で組み立てサービスがついている。
新品を買ったほうがいいかもと一瞬思った。新品を買ったほうが絶対に楽だと思う。
環境への負担が少ないものを選ぼうと思っても、安い物の誘惑がいろんなところにある。同じような商品がすごく安い値段で購入できることを知ると、誘惑に負けそうになる。人間はちょっとでも得をしたいと思うようにできているんだと思う。
安いものには訳がある
同じような商品が安く手に入る世界では、環境への負担が少ない買い物をするのは難しい。安いからつい買ってしまう。安く購入すると、いらなくなったら買い替えればいいと思ってしまう。
私も安いデスクの誘惑に負けそうになった。しかし、商品の生産国を見てみると、中国と書かれていた。中国で生産されたものが悪いとは言わないけど、この商品が安い値段で大量生産されているイメージが浮かんだ。安い賃金で働かされている人。新しい物を作るために使われる資源。それをイメージすると、どんなに安い物でも買う気が失せる。
サステナブルやエコに興味を持ち始めてから、いろいろなニュースやドキュメンタリーを見るようになった。ゴミで溢れている海外の国や、劣悪な労働環境で働かされている労働者のイメージをたくさん見てきた。
安い商品の誘惑に負けそうになったとき、そのようなイメージを思い浮かべてみる。自分には関係ない問題かもしれないけど、そのように自分には関係ない問題だと思っている人がたくさんいるから、地球温暖化や気候変動などの問題が起きているんだと思う。
ちょっと不便でも中古で購入しようと思った。